三陰交穴の場所と効果、支配神経、使い方

三陰交穴は足の太陰脾経に属する6番目の経穴になります。

足の太陰脾経は足の第1指内側から始まり、足部の内側を内果に向かって巡り、脛骨後縁に沿って膝の内側まで上っていきます。

そのまま大腿骨内側を通って鼠径部の衝門穴から腹に入り、府舎穴から中極穴、関元穴で任脈と合流します。

さらに本経の腹結穴、大横穴、腹哀穴を通ってお腹の中に入り、中脘穴、下脘穴を通っていきます。

三陰交穴は婦人系疾患に効果的ということで非常に有名な経穴になります。

さらにそれだけではなく下肢の冷えやむくみなどにも効果があり、幅広く活躍しています。

女性には特にですがとても効果が高く、他の経穴とも併用する機会が非常に多い鍼灸師やマッサージ師にも好まれて使用される経穴です。

三陰交穴の場所

三陰交穴は内果の上方3寸で、脛骨内側縁にあります。

3寸は指4本分になりますので、内果から脛骨に指を沿えて測ると取りやすくなります。

三陰交は指で押すことで強い響きを感じることができるので、それを指標に探すようにしてください。

三陰交穴の効果

三陰交穴は非常に高い効果が期待されています。

まずは婦人系疾患になります。

生理痛や生理不順、子宮系疾患、不妊、排卵異常などから逆子を治したりなど、女性にとって問題になりやすく、さらに西洋医学的なお薬などではなかなか治しきれない疾患に対しても効果があります。

他にも下肢の冷えやむくみの解消や、内臓疾患の調子を整えたり、腎臓の働きのポートもしてくれる経穴です。

他の経穴と併用することでどちらともの効果も高めることができ、非常に有用です。

三陰交穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

三陰交穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→脛骨神経 皮枝→伏在神経

脛骨神経は主に下肢の後面にある筋肉を支配しており、大腿二頭筋から膝後面、下腿後面、

足底の筋肉まであります。

下肢の後面は歩行や走行で働く筋肉があり、日常生活を過ごすうえでも非常に大切な筋肉になります。

日常生活で使うからこそ、障害される場合も多い場所になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:後脛骨筋、長趾屈筋

後脛骨筋は歩行したり走ったりするときに非常に重要な筋肉になります。

シンスプリントという陸上選手によくみられる障害もこの筋肉が原因となっています。

三陰交穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.三陰交穴に親指を当てて、ゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方になります。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

位置がくるぶし付近になりますので座って行うようにしてください。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に三陰交穴を包むように足にホットタオルを巻きつけます。

3.30~40秒ほど三陰交穴をホットタオルの上から押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に三陰交穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、下腿のほうにも流れるような感覚があれば効果的にできている証拠になります。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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