下関穴の場所と効果、支配神経、使い方

下関穴は足の陽明胃経に属している7番目の経穴になります。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

最近美容鍼灸が世間で流行していますが、その美容鍼灸でもよく使用される経穴です。

また顎関節の所にある経穴になりますので、顎関節症の治療にも用いられる経穴になります。

刺激した際には非常に強い響き感覚がありますが、その分効果も高い経穴です。

下関穴の場所

下関穴は頬骨弓の下縁の中点と下顎切痕との間に取ります。

そして口を閉じているときは深く陥凹しており、口を開けたときに下顎骨関節突起が前方に移動して陥凹が無くなるところになりますので、それも参考にして取穴してください。

下関穴の効果

下関穴は上記にもあるように美容分野で非常に活躍している経穴の一つです。

同じ経絡上にある巨髎穴や頬車穴なども同じように使用され、高く効果が出るとされています。

また下関穴を刺激すると強い響き感覚がありますが、高い効果を得られます。

例えば歯の痛みや歯茎の腫れなどに対しても効果的な経穴になります。

下関穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

下関穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝 下顎神経  皮枝 下顎神経(三叉神経第3枝)

下顎神経の筋枝の働きは咀嚼筋の運動を支配しており、口に入れた食物はここでいったん砕かれます。

なので下顎神経が損傷されてしまうと、咀嚼運動が出来なくなってしまいますので、注意が必要です。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:咬筋、外側翼突筋

下関穴は刺激することでこの筋・靭帯を回復させる働きがあります。

外側翼突筋は咀嚼筋の一つなのですが、下顎の動作にも関わっているため、表情を作ったり、声色を変えたりするときにも使われている筋肉になります。

下関穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

下関穴は側頭部にある経穴なので、両手を使ってしっかり刺激していきましょう。

両手の人差し指か中指使います。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.下関穴に指を当てたら細かく円を描くように押し込んでいきます。

2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に仰向けになり、ホットタオルを顔の上にかぶせます。

3.この状態でホットタオルの上から下関穴を上記の押し方で押していきます。

やっている最中に下関穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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