交信穴の場所と効果、支配神経、使い方

交信穴は足の少陰腎経に属する8番目の経穴です。

足の少陰腎経は足の第5指外側より始まり、太谿穴より別れてかかとの中に入り、下腿内側を上って膝裏の内側に出て大腿内側を上り、長強穴に合流し前に出て盲兪穴まで上って腎に属して膀胱をまといます。

さらに長強穴から直行するものは腎から上って肝臓、横隔膜を貫いて肺に入ってのどを巡って舌に繋がります。

交信穴は所属している経絡の関係上、腎臓の働きを整える効果があります。東洋医学でいう腎の働きは生命活動を司っており、この働きを援助しています。腎が弱まると、頭髪が少なくなったり白髪になったりします。他にも歯がボロボロになったり、肌が黒くすくんでくるなどの症状があります。それらを抑えるのがこの経絡の働きですので、交信渓つにもそういった効果があります。

交信穴の場所

交信穴は同経にある復溜穴の前方で復溜穴と脛骨内側縁後際にとります。

復溜穴は同経にある太谿穴の上方2寸にあり、アキレス腱と長趾屈筋との間にとります。また、取穴する際は内果尖から膝窩横紋までの長さを1尺5寸とします。

交信穴の効果

交信穴は上記にもあるように腎臓の働きを整え、東洋医学の腎の働きも援助します。

そうすることで、老いを原因とする症状の緩和をすることができます。しかし老いは必ず訪れますので完全に防止することはできません。

交信穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

交信穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→脛骨神経 皮枝→伏在神経

脛骨神経は主に下肢の後面にある筋肉を支配しており、大腿二頭筋から膝後面、下腿後面、

足底の筋肉まであります。

下肢の後面は歩行や走行で働く筋肉があり、日常生活を過ごすうえでも非常に大切な筋肉です。

日常生活で使うからこそ、障害される場合も多い場所です。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:後脛骨筋、長趾屈筋

後脛骨筋はスポーツをしている人がシンスプリントという状態になる際に障害される筋肉です。普段からケアをしておくことでシンスプリントを防ぐことができます。

交信穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.膝を曲げて交信穴に親指を当てて、ゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

位置がくるぶし付近ですので座って行うようにしてください。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に交信穴を包むように下腿にホットタオルを巻きつけます。

3.30~40秒ほど交信穴をホットタオルの上から押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に交信穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、下腿のほうにも流れるような感覚があれば効果的にできている証拠です。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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