内関穴の場所と効果、支配神経、使い方

内関穴は手の厥陰心包経に属している6番目の経穴になります。

手の厥陰心包経とは胸から始まり、胸を巡ったのち脇の下に出て、上腕内側を通っている肺経と心経の間を行き、肘関節に入ります。(曲沢穴)

その後、前腕内側の中央を行き、掌中(労宮穴)に入って、中指の端(中衝穴)に出ていきます。

また掌中から別れた支脈が薬指の端(関衝穴)に出ていき、手の少陽三焦経に繋がります。

内関穴は経穴を扱う鍼灸院だけではなく、家庭でできるツボ押しにも選ばれやすい経穴で、100円均一に販売されている酔い止めバンドの経穴になります。

内関穴の場所

内関穴は大陵穴から曲沢穴に向かって2寸の所にあり、橈側手根屈筋と長掌筋の間にあります。

大陵穴は手関節を曲げた時にできるしわの真ん中になりますので、参考にしてください。

内関穴の効果

内関穴は上記にもあるように酔い止めに高い効果を発揮する経穴です。

車酔いが代表的になりますが、他にもつわりや立ち眩みなど、気分が悪いときに落ち着かせてくれる効果もあります。

また心痛(心臓付近の痛み)、心悸、胸痛、胃痛、嘔吐、しゃっくり、不眠、てんかん、顔面神経痛、喘息、偏頭痛、手根管症候群、正中神経障害など、幅広く使われます。

また中風七穴には入っていないものの、中風にも効果があるので、一緒に使われることもあります。

内関穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

内関穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→正中神経 皮枝→内側・外側前腕皮神経

正中神経は前腕の中では尺骨神経や橈骨神経とならぶ大きめの神経になります。

11種類もの筋肉を支配しており、主に屈筋群を支配しています。

皮枝の内側・外側前腕皮神経は皮膚感覚を司っている神経になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:橈側手根伸筋・長掌筋・浅指屈筋

内関穴を刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

筋肉でいうと主に手関節を屈曲させたり、指を曲げる働きをしていますので、その動作の時に痛みがある場合に使用すると効果的です。

内関穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

内関穴は腕にある経穴のため、押したい方と反対側の手で刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.押したい内関穴側の腕と反対側の手の母指を内関穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと10秒ほどかけて押し込んでいきます。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを内関穴を中心に巻き付けます。

3.巻き付けたまま反対側の手で気持ち良いくらいの圧で押し込みます。

4.20秒ほど押し込むのを3セットほど繰り返し行います。

やっている最中に内関穴の奥のほうから響く感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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