お腹のツボ

合谷穴の場所と効果、支配神経、使い方

合谷穴は手の陽明大腸経に属している4番目の経穴になります。

手の陽明大腸経とは示指末端から始まり、示指と母指の間を通って前腕後外側を上っていき、肘窩横紋と呼ばれる肘を曲げたときにできるしわの外端に入っていきます。そして上腕の外側を上って肩峰突起と呼ばれる肩の端の盛り上がった部分の外端の肩髃穴に至ります。

合谷穴は一般的に知られている経穴の中ではもっとも有名な経穴の一つで、非常に効果も高く使わない鍼灸師はいないくらい使用頻度の高い経穴になります。

他の経穴との組み合わせも幅広く、全体的に効果を底上げしたり、痛みを緩和することにおいてはトップクラスの効果があります。

また手三里と一緒にパルス刺激を与えて、鍼麻酔として使用することでも有名な経穴となります。

合谷穴の場所

合谷穴は第1、2指の中手骨の間で第2中手骨よりに取穴します。

合谷穴の場所を押すと奥に響く感覚があります。

押さえたときに一番よく響くポイントが手三里穴となります。

合谷穴の効果

合谷穴は主に効果があるものとして頭痛があります。

ただし、痛みに対してはほとんどのものに対して効果があり、他の経穴と組み合わせて使うことが多いです。

他にも鼻血や鼻水、脳血管障害、視力低下、橈骨神経麻痺などの症状に対しても効果が高いとされています。

また花粉症などのアレルギー疾患に対しても有効で、非常に多用されます。

使用すると他の経穴と比べ響き感覚が強く、しばらく響き感覚が残り、マヒしたような状態になりますが、気にせずともすぐに元通りになります。

合谷穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

合谷穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→尺骨神経 皮枝→橈骨神経浅枝

尺骨神経は前腕から手指に至る筋肉11種類を支配しています。

また尺骨神経は手関節を通る際に尺骨神経管と呼ばれる管を通るのですが、そこで痛みが生じることもあり、尺骨神経管症候群、またはギヨン管症候群と呼ばれます。

皮枝の橈骨神経浅枝は前腕の橈側の皮膚感覚を司っている神経になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:第2背側骨間筋

合谷穴は刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

筋肉でいうと主に指を曲げ伸ばしするときに使う筋肉です。

合谷穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

合谷穴は手背にある経穴のため、押したい方と反対側の手で刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.押したい合谷穴側と反対側の手の母指を合谷穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと10秒ほどかけて押し込んでいきます。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを合谷穴を中心に巻き付けます。

3.巻き付けるときは人差し指と親指の間から手を1周させるように巻きます。

4.巻き付けたまま反対側の手で気持ち良いくらいの圧で押し込みます。

5.20秒ほど押すのを3セットほど繰り返し行います。

やっている最中に合谷穴の奥のほうから響く感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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