地倉穴の場所と効果、支配神経、使い方

地倉穴は足の陽明胃経に属している4番目の経穴になります。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

最近美容鍼灸が世間で流行していますが、その美容鍼灸でもよく使用される経穴です。

地倉穴は口付近にある経穴になるため、口内炎などをはじめとした消化器系疾患に対して効果が高いです。

また食欲を押さえてくれる経穴になるため、ダイエットをしている方にも有用な経穴です。

地倉穴の場所

地倉穴は口角の外4寸になります。

4寸は親指を除く指4本分の横幅になりますので、参考にして取穴してください。

地倉穴の効果

地倉穴は上記にもあるように美容分野で非常に活躍している経穴の一つです。

同じ経絡上にある巨髎穴や頬車穴なども同じように使用され、高く効果が出るとされています。

また地倉穴を刺激すると口内炎を予防、または相違回復させることができます。

さらに腸内環境も整うため、胃の調子が良くなったり、代謝が上がって免疫力が高くなったりなど非常にたくさんの効果があります。

また地倉穴は口輪筋中に存在しているため、年齢による口角の下がりを防止してくれます。

地倉穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

地倉穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝 顔面神経(頬骨枝・下顎縁枝)  皮枝 下顎神経(三叉神経第2指)

顔面神経は表情筋を支配している神経になりますので、年齢とともに肌がたるんだりするのが気になる方は地倉穴を刺激して顔面神経へアプローチするのも効果的です。

地倉穴が美容の分野で使用されるのはこの顔面神経にアプローチできることも一つの理由になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:口輪筋

地倉穴は刺激することでこの筋・靭帯を回復させる働きがあります。

口輪筋は上記にもあるように口周りの筋肉になります。

口を動かしたりものを食べるときなどにも動作している筋肉です。

地倉穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

地倉穴は顔面部にある経穴なので、両手を使ってしっかり刺激していきましょう。

両手の人差し指か中指使います。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.地倉穴に指を当てたら細かく円を描くように押し込んでいきます。

2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に仰向けになり、ホットタオルを顔の上にかぶせます。

3.この状態でホットタオルの上から地倉穴を上記の押し方で押していきます。

やっている最中に地倉穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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