壇中穴の場所と効果、支配神経、使い方

壇中穴は奇経である任脈に属している17番目の経穴になります。

任脈とは前正中線を通っている経脈で、会陰部から起こり、下腹部の正中線を上って臍に到達し、そこから腹部、前胸部の正中を上って、のどを巡り下顎の正中から下歯齦に終わります。

壇中穴は人間の胸のど真ん中にある経穴で、気が少ないときなどに補う経穴として非常に使われる頻度の高い経穴になります。

そのため壇中穴は気会とも呼ばれ、全経穴の中で気を補う効果が一番高いということでその名がついています。

気会は八会穴とばれる要穴の一つとなります。

八会穴は腑会、臓会、筋会、髄会、血会、骨会、脈会、気会があり、任脈上には腑会の中脘も存在しています。

壇中穴の場所

壇中穴は胸骨前面で、前正中線の中央、第4肋骨と同じ高さに取穴します。

第4肋間は丁度乳頭と同じ高さになるため、それを指標にして取ることが多いです。

乳頭の位置が取りにくい場合は水突穴から肋骨の本数を数えて取穴することもできます。

壇中穴の効果

壇中穴は上記にもあるように気が不足しているときに補う効果があります。

また乳汁不足や乳腺炎、狭心症などの疾患に対しても効果が高いです。

近日の研究結果では胃酸過多症や胃潰瘍症の診断および治療点として重要であることが発表されました。

自律神経のバランスを整える経穴としても使用されることもあります。

他にもバストアップにも効果があると最近では話題になっています。

気が補われることで、姿勢が良くなるためバストが上がったり、胸部から肩部への筋肉の負担を減らすためバストが上がりやすいといわれているようです。

もちろん壇中穴だけではなく、胸部の筋肉である大胸筋や小胸筋をほぐしつつ経穴を刺激することが効果を高めることに繋がります。

壇中穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

壇中穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:皮枝→肋間神経

壇中穴は胸骨上にあるため、筋枝の神経はありませんが、皮枝の肋間神経に効果を出すことができます。

肋間神経痛や胸部の痛みに対して効果を発揮してきます。

肩髃穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

壇中穴は胸にある経穴のため、両方の手を使って刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.両手の中指を揃えて壇中穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと15秒ほどかけて軽く押し込むように刺激します。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

壇中穴はすぐ下が胸骨になりますので、あまり強く刺激しすぎないように注意しましょう。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.少し熱いくらいのお風呂に胸までしっかり浸かります。

2.お風呂の中で両手を重ねて壇中穴の上に当てます。

3.そのまま2~3分ほど手のひらから気を送るように意識しながらその状態をキープします。

やっている最中に壇中穴の奥のほうから暖かくなるような感覚があればOKです。

東洋医学の分野ではこの気を送り込むように意識することがとても重要になりますので、必ず意識するようにしましょう。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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