外関穴の場所と効果、支配神経、使い方

外関穴は手の少陽三焦経に属している5番目の経穴になります。

手の少陽三焦経とは手の薬指の端(関衝穴)から始まって、手背から前腕背側に出てそこの中央を通って肘を貫き、肘後(天井穴)にでて、上腕後外側を巡って肩に上っていきます。

肩井穴で足の少陽胆経と交わり、鎖骨上窩(缺盆穴)に入って、そこから下がって壇中穴で左右が交わったのちに散布して心包をまとい、横隔膜を下がって三焦に属します。

さらにその支なるものは壇中穴から鎖骨上窩に出て、項を上って耳の後ろに出て、一つは耳の上から額角に出て内眥に出て頬に行き、別の支なるものは翳風穴から耳中に入り、耳の前に出て頬を通って外眼角のあたりに終わり、足の少陽胆経に繋がります。

外関穴は内関穴と対立した場所にあり、ともに車酔いに対して効果の高い経穴になります。

その効果についてはお店で酔い止めバンドとして商品が売られている事が効果の高さを証明しています。

外関穴の場所

外関穴は背側の手関節横紋から上方に2寸の所になります。

1寸は親指の幅になりますので、それを参考にしながら取穴しましょう。

外関穴の効果

外関穴は上記にもあるように車酔いをはじめとした酔いの症状に対して効果があります。

また、自律神経の働きも調節する効果があるため、めまいや頭痛を緩和してくれたり、疲労回復などにも役立ちます。

さらに腰痛や肩こりなどの痛みに対しても効果がみられるほか、ダイエットや不妊、冷え性など女性が多く悩まれる症状も緩和させます。

内関穴と一緒に使用することで、より経穴の効果を高めることができるのと、内関穴の効果も一緒に得られるので、外関穴を使用する際は必ず内関穴も使用するのが良いです。

外関穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

外関穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→橈骨神経 皮枝→後前腕皮神経

橈骨神経は主に手関節を曲げたり、ものを握るなどの筋肉の動作を支配しています。

握る力が無くなってきたり、もしくは痛みが出る場合にこの神経が障害されている可能性があります。

そういったときに外関穴を使用することがあります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:総指伸筋・小指伸筋

外関穴を刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

総指伸筋は主に手関節や指を伸展させる働きがあります。

外関穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

外関穴は腕にある経穴のため、押したい方と反対側の手で刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.押したい外関穴側の腕と反対側の手の母指を外関穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと10秒ほどかけて押し込んでいきます。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを外関穴を中心に巻き付けます。

3.巻き付けたまま反対側の手で気持ち良いくらいの圧で押し込みます。

4.20秒ほど押し込むのを3セットほど繰り返し行います。

やっている最中に外関穴の奥のほうから響く感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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