大椎穴の場所と効果、支配神経、使い方

大椎穴は督脈に属している14番目の経穴です。

督脈とは身体に通っている経絡のうちの1つで、奇経に属しています。

股の間から人体の後面中央を通り、頭を通って鼻を通り、上の歯茎に終わります。

一番大きな椎骨の意味を持ち、その由来の通り、頚椎で一番大きな椎骨の下方に位置します。

大椎穴の場所

大椎穴は第七頚椎棘突起と第一胸椎棘突起の間の陥凹部にあります。

第七頚椎棘突起は別名「隆椎」とも呼ばれ、頚椎椎体の中で一番大きな椎体です。

大椎穴の効果

大椎穴はなんと6種類もの経絡が交わっている経穴で、とても重要な経穴となります。

交わっているのは大腸経、胃経、小腸経、膀胱経、三焦経、胆経の6つになります。

そのため効果も多岐にわたり、頭痛、肩こり首こり、めまい、鼻血、呼吸器疾患、神経症、身体の調子を整えるなど、日常的な症状から、少し重い症状までたくさんの効果が期待されています。

非常に使い勝手がよく、多くの鍼灸師やマッサージ師の方も多用している経穴になります。

また、他の経穴とも組み合わせて使うことで大椎穴自身の効果を高めたり、また他の経穴の効果を高めることもできます。

大椎穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

大椎穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:頸神経後枝

頸神経を支配しているということは、後頭筋や胸鎖乳突筋をはじめとする首から頭にかけての筋肉を支配しており、また僧帽筋も支配しているため、肩まで効果を出すことができます。

大椎穴は頸神経に特化しているため、肩こりや首の痛みを感じているときはぜひ使いたい経穴になります。

また支配神経以外にも筋、腱膜というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・腱膜:棘上靭帯、棘間靭帯、棘間筋

全て棘という字がついていますが、これは背骨を構成している椎体という骨の一部分になります。

棘突起という後方に飛び出たとげのような突起から始まる靭帯、筋肉になります。

これらの筋肉は背骨の動きに関与しており、上を向くときや背中を丸めるとき、背中を伸ばすときなどに働きます。

こういう動作がしにくいときなどにこの経穴を使うことも非常に効果的といえます。

大椎穴の使い方

大椎穴は骨と骨の間にある経穴のため、強く押すと、骨に指が当たってしまい、逆に痛みが起こったりするのでやさしく押すようにしましょう。

押し方のポイントは以下の通りになります。

1.まず下を向いて背骨の骨の間を広げます。

2.その状態で中指と人差し指を使い、大椎穴を探ります。

3.上下の骨に直接指が当たらないようにして左右に揺さぶるようにやさしく押します。

4.これを20秒行い、5秒ほど間隔をあけて再度繰り返します。3セットしましょう

やりすぎると後に重だるくなってしまったりすることがあるので注意してください。

また他にも刺激する方法として温める方法もあります。

温める場合は以下の手順を参考にしてください。

1.シャワーを使って大椎穴を刺激します

2.水圧を少し強めに、お湯は少し熱く感じるくらいで行います。

3.回すようにシャワーを当て、20秒ほど続けます。

4.これを3セット繰り返してください。

もし湯あたりのような症状が出てしまったときは少し横になって部屋を涼しくして休んでください。

そして次からはセット数を減らすか温度を下げるか、シャワーを当てる時間を20秒から10秒に減らすなどして刺激を減らすようにしてください。

何事もやりすぎは逆効果になりえますので注意して経穴を刺激するようにしてください。

関連記事

  1. 復溜穴の場所と効果、支配神経、使い方

  2. 玉枕穴の場所と効果、支配神経、使い方

  3. 滑肉門穴の場所と効果、支配神経、使い方

  4. 太谿穴の場所と効果、支配神経、使い方

  5. 行間穴の場所と効果、支配神経、使い方

  6. 集中力を高めるツボ

    承泣穴の場所と効果、支配神経、使い方

  7. お腹のツボ

    眠気覚まし効果があるツボはいくつかある

  8. 100均で購入することができるツボ押し棒