大鐘穴の場所と効果、支配神経、使い方

大鐘穴は足の少陰腎経に属する4番目の経穴です。

足の少陰腎経は足の第5指外側より始まり、太谿穴より別れてかかとの中に入り、下腿内側を上って膝裏の内側に出て大腿内側を上り、長強穴に合流し前に出て盲兪穴まで上って腎に属して膀胱をまといます。

さらに長強穴から直行するものは腎から上って肝臓、横隔膜を貫いて肺に入ってのどを巡って舌に繋がります。

大鐘穴は足の少陰腎経の絡穴とされ、絡穴は慢性的な症状を緩和させる効果があります。また他の経穴の効果を高めるといった作用もありますので、使用する際はいくつか別の経穴を使います。

さらに大鐘穴は腎臓の働きをサポートするほか、足首やかかとの痛みを緩和させる働きがあります。また足の少陰腎経を流れる腎気は生命力をコントロールしているため、老いを予防することもできます。

大鐘穴の場所

大鐘穴は同経にある太谿穴の下方で踵骨上際で、アキレス腱の前方陥凹部に取穴します。

大鐘穴の効果

大鐘穴は上記にもあるように腎臓の働きをサポートするほか、足首の痛みやかかとの痛みに対して効果的です。

そして足の少陰腎経の絡穴ということで、慢性的な症状の治療にも使用されます。そのほかの効果として白髪や薄毛の予防や肌の調子を整えるなど、老いによって生じた症状を緩和もしくは進行を遅くしてくれます。

大鐘穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

大鐘穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:皮枝→伏在神経

伏在神経は足の皮膚感覚を支配している神経です。また膝関節の感覚も支配しており、この神経が絞扼されることで痛みやしびれを生じます。主に内転筋管内で絞扼されることが多いためここをアプローチすることで症状を緩和することができます。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:アキレス腱

アキレス腱は多くの方がご存知のように歩行時に非常に重要な腱です。アキレス腱が切れてしまうと下肢に力が入らなくなり立つこともままならなくなってしまいます。

大鐘穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.大鐘穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.この時に円を描くようにゆっくりと押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に大鐘穴を包むように足にホットタオルを巻きつけます。

3.30~40秒ほど大鐘穴をホットタオルの上から上記のように押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に大鐘穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、足の指のほうにも流れるような感覚があれば効果的にできている証拠です。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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