扶突穴の場所と効果、支配神経、使い方

扶突穴は手の陽明大腸経に属している18番目の経穴です。

手の陽明大腸経とは示指末端から始まり、示指と母指の間を通って前腕後外側を上っていき、肘窩横紋と呼ばれる肘を曲げたときにできるしわの外端に入っていきます。そして上腕の外側を上って肩峰突起と呼ばれる肩の端の盛り上がった部分の外端の肩髃穴に至ります。

扶突穴はのどにある経穴なのですが、風邪症状ののどの腫れや痛みの緩和をしたり、風邪を予防する効果もあります。また美容の分野でも使われる経穴でもあり、首を細く見せたり、顔のひきしめ、ほうれい線を目立たなくするなどの効果もあります。最近話題の美容鍼灸でもよくつかわれています。

扶突穴の場所

扶突穴は前傾部にあり甲状軟骨と同じ高さにあります。胸鎖乳突筋の前縁と後縁の間にありますので胸鎖乳突筋をつまんで取穴することが多いです。また足の陽明胃経に存在している人迎穴と同じ高さです。

扶突穴の効果

扶突穴は、上記にもあるように風邪の症状や風邪の予防に対して効果的です。また大腸経に所属しているということもあり便秘症状に対しても非常に効果の高い経穴です。さらに美容の分野でも活躍しており、首を細く見せたり、顔にある表情筋を引き締めるなどの効果もあり注目を集めています。

扶突穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

扶突穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→顔面神経(頸枝)、副神経、頸神経叢の枝、頸神経前枝

皮枝→鎖骨上神経

扶突穴ののどの腫れや痛みを止める作用はこれらの神経に対してアプローチをかけることができるためともいわれています。また顔面神経は顔の筋肉を支配しているため引き締め効果も期待できます。そのため美容分野でも活躍することができる経穴です。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:広頚筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋

扶突穴は刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

広頚筋や胸鎖乳突筋はものを噛むときに働く筋肉ですのでしっかりと鍛えておくことで年を重ねてから物を噛みづらいといった事を予防してくれます。

またこれらの筋肉が固くなることで胸郭出口症候群を発症する恐れがありますので注意が必要です。

扶突穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

押し方の手順は以下の通りです。

1.上記を参考にしながら扶突穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.円を描くようにゆっくりと10秒ほどかけて押し込んでいきます。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方です。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを扶突穴を中心に首に巻き付けます。

3.巻き付けたまま上記と同じ押し方で扶突穴を刺激していきます。

4.20秒ほど押すのを3セットほど繰り返し行います。

やっている最中に扶突穴の奥のほうから響く感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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