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曲池穴の場所と効果、支配神経、使い方

曲池穴は手の陽明大腸経に属している11番目の経穴になります。

手の陽明大腸経とは示指末端から始まり、示指と母指の間を通って前腕後外側を上っていき、肘窩横紋と呼ばれる肘を曲げたときにできるしわの外端に入っていきます。そして上腕の外側を上って肩峰突起と呼ばれる肩の端の盛り上がった部分の外端の肩髃穴に至ります。

曲池穴は鍼灸治療などを扱う東洋医学の世界では非常に有用な経穴とされ、多くの治療家が使用しています。

曲池穴の場所

曲池穴は肘窩横紋といわれる肘を曲げた時にできるしわの外端にあります。

その場所を押さえてみて、ズーンとした思い感覚を感じるところが曲池穴になります。

曲池穴は他の経穴を取るときにも指標となる場所なので、正確に場所が取れるようにしましょう。

曲池穴の効果

曲池穴は歯の痛みを抑える経穴として有名なのですが、他にも上腕神経痛だったり、肘関節痛などの上肢の痛みに対しても効果があります。

また、生理痛や月経不順などの女性疾患をはじめ、肺疾患や眼疾患など、幅広く効果がみられる経穴になります。

また曲池穴は中風七穴と呼ばれる中風や言語障害を治療するために用いる7つの経穴のうちの一つであり、非常に高い治療効果を発揮します。

曲池穴の効果の幅広さからいくつもの経穴と組み合わせることが多いですが、いずれの場合でも、効果を高めてくれる経穴になります。

曲池穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

曲池穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→橈骨神経 皮枝→外側前腕皮神経

2種類ありますが、筋枝の橈骨神経とは上肢と呼ばれる肩から指先に位置する筋肉の多くを支配している神経で、腕の筋肉14種類を動かしています。

皮枝の外側前腕皮神経は皮膚感覚を司っている神経になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋

曲池穴は刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

筋肉でいうと主に母指を伸ばす動作に関係していますので、母子の痛みがあるときなどにも効果的な経穴となります。

手三里穴も同じ筋肉上に存在しているため、組み合わせて使うことで腱鞘炎などにも効果を発揮します。

曲池穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

曲池穴は肘にある経穴のため、押したい方と反対側の手で刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.押したい曲池穴側の腕の肘を90度に曲げ、反対側の手の母指を曲池穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと10秒ほどかけて押し込んでいきます。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを曲池穴を中心に巻き付けます。

3.巻き付けたまま反対側の手で気持ち良いくらいの圧で握ります。

4.20秒ほど握るのを3セットほど繰り返し行います。

やっている最中に曲池穴の奥のほうから響く感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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