集中力を高めるツボ

有名な足三里をツボ押しすることによる効果

膝の下にある足三里(あしさんり)は、数多くあるツボの中でも有名なツボで、松尾芭蕉が『奥の細道』にて、足三里に灸をする場面が描かれているほどです。
さらに、足三里は有名な科学雑誌『ネイチャー・ニューロサイエンス』にて、沈痛作用に効果があることが科学的に証明されおり、科学的にも信頼のできるツボです。
足三里をツボ押しすることにより、様々な効果が得られます。
足三里の効果や、正しい位置と押し方を紹介しますのでご参考にしてください。

足三里の効果

足三里は「健脚のツボ」として有名で、歩くときに踵から地面に着いて、つま先を地面に着けるときに働く前脛骨筋を刺激することができます。
そのため、歩き疲れた時や脚がだるいときに刺激すると効果的です。
また、むくみに対しても効果があるので、立ち仕事をしている方や、デスクワークでむくみに悩んでいる方は足三里のツボ押しをすることをおすすめします。

足の陽明胃経について

足三里は、足の陽明胃経(ようめいいけい)という経脈の固有のツボです。
足の陽明胃経は、胃、大腸、小腸などの消化器官の働きを助けてくれます。
そのため、胃の痛み、胃もたれ、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹部膨満、ガス貯留、便秘、下痢、下腹部の痛みなどに効果的です。
さらに、食欲不振に効果があるので、気分の落ち込みや疲労を感じた時に食欲を増進させ、落ち込みから回復させてくれます。

足の陽明胃経の主なツボ

胃経は固有のツボの数がとても多いので、上半身と下半身に分けて、3種類づつ紹介します。

上半身にある胃経のツボ

1.四白(しはく)
目の真下で、目を取り囲んでいる骨から、指幅1本分下にあるくぼみの中に圧痛点があります。
人指し指をツボに当て、頭の中心に向かって押します。
2.気戸(きこ)
鎖骨の真ん中で、鎖骨の下部にあるくぼみの中に圧痛点があります。
中指をツボに当て、皮膚に対して垂直に押します。
3.天枢(てんすう)
おへその中心から真横に、左右に指幅2~3本分の位置に圧痛点があります。                                                                    仰向けになり中指をツボに当て、お腹の中心に向かって押します。

下半身にある胃経のツボ

1.足三里(あしさんり)
膝のお皿の下から、すねの骨に沿って下に指幅4~5本分の位置に圧痛点があります。
ツボ押しする方の膝を立てて床に座り、反対側の手の親指をツボに当て脚の中心に向かって押します。
2.内庭(ないてい)
足の人指し指と中指の間の股あたりに圧痛点があります。
親指か人指し指をツボに当て、足の中心に向かって押します。
3.梁丘(りゅうきゅう)
膝のお皿の外側にある骨の出っ張りから、指幅4~5本分下にあります。
親指をツボに当て、脚の中心に向かって押します。

胃は、食べ物を胃酸で消化することができるほど強い内臓ですが、精神的ストレスや身体の疲れによる影響を受けやすいデリケートな内臓でもあります。
ツボ押しは、身体にストレスを与えず即時効果があるので、胃経のツボ押しは効果的です。
足三里は数多くあるツボの中でも、トップクラスの万能なツボです。
脚だけではなく身体全身が疲れているとき、夏風邪や夏バテの予防にも効果があるので、薬に頼る前に家事や仕事の休憩時間に、足三里のツボ押しを行ってみてください。

関連記事

  1. お腹のツボ

    人気があるツボ押しグッズを紹介します

  2. 中脘穴の場所と効果、支配神経、使い方

  3. 遍歴穴の場所と効果、支配神経、使い方

  4. お腹のツボ

    神経の状態を改善できるツボ押しの効果とメカニズム  

  5. 肩中兪穴の場所と効果、支配神経、使い方

  6. ツボ押し棒の使い方を紹介

  7. 滑肉門穴の場所と効果、支配神経、使い方

  8. 太谿穴の場所と効果、支配神経、使い方