ふくらはぎのツボ

条口穴の場所と効果、支配神経、使い方

条口穴は足の陽明胃経に属する38番目の経穴です。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

条口穴は胃腸の調子を整えるのをはじめ、膝の関節炎に対しても効果的な経穴です。また下肢のむくみや冷えも改善、予防することができ、多くの鍼灸師やマッサージ師も使用する経穴です。

条口穴の場所

条口穴は下腿前面にあり、犢鼻穴と解谿穴を結ぶ線上で、中間点に取ります。距離としては犢鼻穴から下方8寸です。親指を除く4指の第2関節の横幅が3寸ですのでそれを参考に取穴してください。

条口穴の効果

条口穴は主に胃腸の調子を整える経穴です。他にも下肢の冷えやむくみ、膝の関節炎、脚気などに効果的です。条口穴は隣にある豊隆穴と一緒に用いられることも多く、それぞれの経穴の効果を高めてくれます。

条口穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

条口穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→深腓骨神経 皮枝→外側腓腹皮神経

深腓骨神経に関連しているため、深腓骨神経麻痺などで下腿外側から足背あたりにかけたての感覚が鈍くなってしまったり、下垂足という状態になってしまったりしますが、そういった症状に対しても条口穴は効果を発揮します。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:前脛骨筋

前脛骨筋はスポーツをしている方であれば非常に損傷しやすい筋肉です。

地面を踏ん張ったりする時に使うので、なかなか力が入らないときに条口穴を刺激するとよいでしょう。

条口穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.上記を参考にしながら条口穴を探し、人差し指でゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを条口穴に当たるように膝を曲げて経穴の上から巻き付けます。

3.30~40秒ほど上記の押し方で条口穴を続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

温めることでも高い効果を得ることができますので、押すのと合わせて行うようにしましょう。

ただし、経穴を刺激するときにやりすぎには注意してください。

刺激が強いと後からだるさが出たり、痛みにつながる可能性もあります。

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