梁門穴の場所と効果、支配神経、使い方

梁門穴は足の陽明胃経に属する21番目の経穴です。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

梁門穴はつい食べ過ぎてしまったというときに胃の手助けをする経穴です。また逆に食欲不振の時にも効果があるとされ、胃腸関係全般の働きを助ける効果があります。胃経の中でも効果的な経穴の一つです。

梁門穴の場所

梁門穴は天枢の上方4寸です。天枢穴はおへその中央から外方2寸です。腹直筋の中にありますので、取穴する際は筋肉上に取るようにしてください。

梁門穴の効果

梁門穴は上記にもあるように基本的には胃腸の調子を整える効果があります。さらに腸が整うことで免疫作用が高まり、風邪をひきにくくなるなど体調を崩しにくくすることができます。また天枢穴は腹部にある他の経穴と一緒に用いることでより腸の動きを活性化させることもできます。

梁門穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

梁門穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→肋間神経 皮枝→肋間神経(前皮枝)

肋間神経は胸部の筋肉を支配する神経で、この神経が損傷すると肋間神経痛を発症してしまいます。そういった場合にこの梁門穴を刺激する事で症状を早期回復させることができます。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:腹直筋

腹直筋はいわゆる腹筋と呼ばれている筋肉で、主に体を前に倒すなどの作用があります。また骨盤を整える筋肉の一つでこの筋肉が固くなってしまうと骨盤の歪みが出てしまうことがあります。

梁門穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.上記の場所を参考にしながら梁門穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを梁門穴にあたるようにお腹全体に広げて置きます。

3.30~40秒ほど上記の押し方で梁門穴を続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

温めることでも高い効果を得ることができますので、押すのと合わせて行うようにしましょう。

ただし、経穴を刺激するときにやりすぎには注意してください。

刺激が強いと後からだるさが出たり、痛みにつながる可能性もあります。

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