もものツボで痛み改善

気戸穴の場所と効果、支配神経、使い方

気戸穴は足の陽明胃経に属している13番目の経穴です。
足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。
そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。
大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。
さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。
気戸穴は主に胃の調子を整えたり肩こりや首のこりを解消するなど幅広い効果を持つ経穴です。
また簡単な肩こり体操を行う際に気戸穴を使用しながら体操を行うこともあり、非常に有用な経穴です。

気戸穴の場所

気戸穴は鎖骨の下縁と乳頭線との交点に取ります。
前正中線からは外方4寸となっているのでそれに従い取穴しても大丈夫です。

気戸穴の効果

気戸穴は上記のもあるように肩こりや首こりに対して効果的です。
また大胸筋の上に存在している経穴になるため、猫背の方はこの経穴を刺激する事で胸を張りやすくなり肩こりなどを解消することができます。
上肢へのしびれが出ている場合にも使用することがあり、痺れを抑えることができます。

気戸穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。
気戸穴の支配神経は以下の通りです。
支配神経:運動神経 顔面神経(頸枝)、内側・外側胸筋神経
知覚神経 鎖骨上神経
顔面神経は表情筋を支配している神経ですので、年齢とともに肌がたるんだりするのが気になる方は気戸穴を刺激して顔面神経へアプローチするのも効果的です。
気戸穴は美容の分野でも用いられることがありますが、顔面神経に対してアプローチできることがその理由です。
また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。
筋・靭帯:広頚筋、大胸筋
気戸穴は刺激することでこの筋・靭帯を回復させる働きがあります。
気戸穴は大胸筋を刺激する事で上肢への痺れを緩和させたり、呼吸のし辛さを解消してくれます。

気戸穴の使い方

まずは押し方の説明をします。
気戸穴は頸部にある経穴なので、刺激の量に注意しながら両手を使って刺激していきましょう。
両手の人差し指か中指使います。
押し方の手順は以下の通りです。
1.気戸穴に指を当てたら細かく円を描くように押し込んでいきます。
2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。
3.これを3セットほど繰り返します。
以上が押し方です。
次に温めて刺激する方法をご説明します。
1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。
2.次にホットタオルを首の前から肩の上に巻くように置きます。
3.この状態でホットタオルの上から気戸穴を上記の押し方で押していきます。
やっている最中に気戸穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、心地よいくらいの響き感覚があればOKです。
押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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