気海穴の場所と効果、支配神経、使い方

気海穴は奇経である任脈に属している6番目の経穴になります。

任脈とは前正中線を通っている経脈で、会陰部から起こり、下腹部の正中線を上って臍に到達し、そこから腹部、前胸部の正中を上って、のどを巡り下顎の正中から下歯齦に終わります。

気海穴は主に身体を温める作用があり、内臓の働きを助ける効果があります。

しかもそれだけではなく、温めることで血液循環が良くなり肩こりやむくみの解消にも役立つ経穴となります。

また女性疾患に対し手も効果があり、度々体質改善を行う場合の経穴として使用されることも多い経穴です。

内臓の働きが良くなることで便通が良くなりダイエット効果も期待できるとのことで美容分野でも関心の高まっている経穴です。

気海穴の場所

中脘穴は際の中央にある神闕穴から下方1寸5分の所にあります。

1寸は親指の幅になりますのでそれを指標にして取穴します。

気海穴の効果

気海穴は上記にもあるように内臓の働きを整えてくれたり、その他たくさんの効果があります。

さらに自律神経の働きにも関与しているため、夜寝つきにくい方にも効果がありますし、ストレスの軽減になったり、高血圧症の方にも効果的になります。

どれも効果的なのですが、より効果を高めるために同じ任脈上にある経穴を組み合わせて使うことも多いです。

例えば中脘穴とともに用いることで消化器の働きをより高めてくれ、腸内活動も活発になり免疫力の向上や病気の予防に役立ちます。

気海穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

気海穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:皮枝→肋間神経(前皮枝)

肋間神経に作用するので肋間神経痛に対しても効果的になります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:白線

白線というのは腹直筋の一部で、左右両側から筋繊維が伸び、正中線で交わるのですがその交わる線が白線を作ります。

白線を刺激すると腹直筋を緩めることができ、姿勢の改善や腰痛の改善に役立ちます。

気海穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

気海穴はお腹にある経穴のため、両方の手を使って刺激していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.両手の中指を揃えて気海穴に当てます。

2.円を描くようにゆっくりと15秒ほどかけて軽く押し込むように刺激します。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

あまり強く刺激しすぎないように注意しましょう。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.少し熱いくらいのお風呂に胸までしっかり浸かります。

2.お風呂の中で両手を重ねて気海穴の上に当てます。

3.そのまま2~3分ほど手のひらから気を送るように意識しながらその状態をキープします。

やっている最中に気海穴の奥のほうから暖かくなるような感覚があればOKです。

東洋医学の分野ではこの気を送り込むように意識することがとても重要になりますので、必ず意識するようにしましょう。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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