気舎穴の場所と効果、支配神経、使い方

気舎穴は足の陽明胃経に属す11番目の経穴です。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

気舎穴は主に体全身の疲労を取り除く効果があり、疲れた時には非常に効果的です。のど元にあるツボですので自分で押すのも簡単にできるため、セルフケアでよく使用する経穴でもあります。

気舎穴の場所

前傾部にあり、小鎖骨上窩という陥凹部で鎖骨胸骨端の上方、胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨等の間の陥凹部に取ります。胸鎖乳突筋の起始部の真ん中ですので鎖骨をなぞりながら探して取穴してください。

気舎穴の効果

気舎穴は全身の疲労に関与する経穴であり、その他にものどの痛みや腫れに対して効果があり、また首のこりや肩こりに対しても効果的ですので普段デスクワークが多い方には非常に有用な経穴です。また表情筋を引き締める効果もありますので、美容分野でも活躍する経穴の一つです。

気舎穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

気舎穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→顔面神経(頸枝)、副神経、頸神経叢の枝

皮枝→鎖骨上神経

顔面神経は顔の表情筋に関係が深いため、のどの調子だけでなく鼻の調子も整えてくれます。また上記にもあるように顔の筋肉の引き締めの効果もあります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:広頚筋、胸鎖乳突筋

広頚筋は食事をするときや離すときの口の動きに関与している筋肉になり、普段から話をする仕事をしている方はこの筋肉が疲れやすくなっています。そういったときの治療点としても使用されます。また胸鎖乳突筋が肩こりや首のこりに関係する筋肉となっています。

気舎穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.上記の場所を参考にして気舎穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.そのまま弱めの力で円を描くように押していきます。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを気舎穴に当たるように首に巻き付けます。

3.30~40秒ほど上記の押し方で水突穴を続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

温めることでも高い効果を得ることができますので、押すのと合わせて行うようにしましょう。

ただし、経穴を刺激するときにやりすぎには注意してください。

刺激が強いと後からだるさが出たり、痛みにつながる可能性もあります。

 

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