水泉穴の場所と効果、支配神経、使い方

水泉穴は足の少陰腎経に属する5番目の経穴です。

足の少陰腎経は足の第5指外側より始まり、太谿穴より別れてかかとの中に入り、下腿内側を上って膝裏の内側に出て大腿内側を上り、長強穴に合流し前に出て盲兪穴まで上って腎に属して膀胱をまといます。

さらに長強穴から直行するものは腎から上って肝臓、横隔膜を貫いて肺に入ってのどを巡って舌に繋がります。

水泉穴は足の少陰腎経の郄穴とされ、郄穴は急性症状に対して非常に効果的な経穴とされています。特に水泉穴は腰部の急激な痛みに対して効果的であり、ぎっくり腰の治療に対しても使用されることがあります。

水泉穴の場所

水泉穴は同経にある太谿穴の下方1寸の所に取穴します。

1寸は親指の横幅ですのでそれを参考に取穴してください。

水泉穴の効果

水泉穴は上記にもあるように足の少陰腎経にまつわる急性症状に対して効果的です。代表的なものがぎっくり腰です。そのほかにも関節の痛みや、のどの急な痛みに対しても効果があります。

また女性疾患の治療にも使用されることがあり、月経不順や月経痛、子宮脱に効果が期待されています。

水泉穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

水泉穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:皮枝→伏在神経、内側踵骨枝(脛骨神経の枝)

伏在神経は足の皮膚感覚を支配している神経です。また膝関節の感覚も支配しており、この神経が絞扼されることで痛みやしびれを生じます。主に内転筋管内で絞扼されることが多いためここをアプローチすることで症状を緩和することができます。

経穴はほとんどの場合が筋肉や靭帯の隙間などに存在している場合が多く、それらの筋肉や靭帯を回復させる働きがあります。

しかし水泉穴は筋肉にも靭帯にも存在しておらず、踵骨の直上です。そのため刺激した時の響き感覚は他の経穴に比べて強いことが多いですが、刺激する力を調節することで非常に大きな効果を得られる経穴になっています。

水泉穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.水泉穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.この時に円を描くようにゆっくりと押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に水泉穴を包むように足にホットタオルを巻きつけます。

3.30~40秒ほど水泉穴をホットタオルの上から上記のように押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に水泉穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、足の指のほうにも流れるような感覚があれば効果的にできている証拠です。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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