玉枕穴の場所と効果、支配神経、使い方

玉枕穴は足の太陽膀胱経に属している9番目の経穴です。
足の太陽膀胱経とは内眼角という目の内側から始まり前頭部を上り、百会穴の所で左右の経絡が交わります。そこから脳に入って後頭部に出て健康晄津の内側を巡って脊柱の両側の後正中線の外側1寸5分を下り、腰のところで脊柱起立筋という筋肉を通ります。
その後腰から下って、臀部、大腿後面を下って膝裏に入ります。
そして頭頚部から分かれた支脈がさらに下腿後面を下り、下腿後外側、外くるぶしの後ろを通って足の第5指の外側端にいきます。
玉枕穴は眼精疲労や頭痛、鼻血と幅広く効果のある経穴とされており、また抜け毛の治療にも使用されるということで知る人ぞ知る効果の高い経穴です。

玉枕穴の場所

玉枕穴は後頭部にあり、外後頭隆起の上縁と同じ高さで、後正中線の外方1寸3分です。また、存在している脳戸という経穴と同じ高さで、そこから外方1寸3分で頭半棘筋膨隆部の外縁を通る垂線と上項線との交点に取るのが取穴法とされています。

玉枕穴の効果

玉枕穴は上記にもあったように数多くの効果を持っています。
眼精疲労や頭痛、鼻血、抜け毛の治療と幅広く使われます。頭部にある経穴の中では多くの効果を持っており自分でも押しやすい経穴です。
また、玉枕穴は他の頭部の経穴と組み合わせることで自律神経も整えたり、頭へ向かう血液循環を改善し、疲れを取りやすくしたりなど組み合わせの効果も期待できます。

玉枕穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。
天柱穴の支配神経は以下の通りです。
支配神経:筋枝→顔面神経(後頭枝) 皮枝→大後頭神経
顔面神経は顔面部の痛みや頭痛、目の疲れにも非常に関係の深い神経で、この神経を刺激する事で関係する場所の痛みや疲れを取ることができます。
また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。
筋・靭帯:後頭筋
玉枕穴は刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。
後頭筋は筋緊張性頭痛になったときに頭痛の原因となりうる筋肉の一つで、そこを緩めることで頭痛が緩和されます。
後頭筋が固くなっていると寝違えも起こしやすくなるので、この筋肉は常に刺激を入れるようにして固くならないようにしておくことが大切です。

玉枕穴の使い方

まずは押し方の説明をします。
玉枕穴は後頭部にある経穴なので、両手で頭全体を握るようにして持ちます。
両手の母指がこの玉枕穴に当たるように手を置きましょう。この状態で経穴を押していきます。
押し方の手順は以下の通りです。
1.母指以外はやさしく頭を支え、母指でゆっくりと円を描くように押します。
2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。
3.これを3セットほど繰り返します。
以上が押し方です。
次に温めて刺激する方法をご説明します。
1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。
2.次にホットタオルを後頭部から耳の上を通るように巻き付け、仰向きになります。しっかり玉枕穴がホットタオルの下に来るようにしてください。
3.この時に床が濡れる恐れがあるため、何か床に敷いて行いましょう。
4.ホットタオルが冷めるまで仰向けで寝てください。
やっている最中に目の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、眠気が来れば効果的にできている証拠です。
押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

関連記事

  1. ツボ押しの資格と通信講座

    ツボを学びたい人にオススメの本

  2. 聴会穴の場所と効果、支配神経、使い方

  3. 外陵穴の場所と効果、支配神経、使い方

  4. 心兪穴の場所と効果、支配神経、使い方

  5. 集中力を高めるツボ

    陽陵泉穴の場所と効果、支配神経、使い方

  6. 環跳穴の場所と効果、支配神経、使い方

  7. 場所を選ばず行うことができるツボ押し

  8. 照海穴の場所と効果、支配神経、使い方