百会穴の場所と効果、支配神経、使い方

百会穴は督脈に属している20番目の経穴です。

督脈とは身体に通っている経絡のうちの1つで、奇経に属しています。

股の間から人体の後面中央を通り、頭を通って鼻を通り、上の歯茎に終わります。

百会穴の場所

百会穴は頭の頂点にあり、前髪際の中央と、後髪際の中央を結んだ線上の中央と、両耳の頂点を結んだ線上の中央が百会の位置になります。

触ったときに少しへこんだような窪みのある位置が正しい位置となりますので、探すときの指標にしてください。

百会穴の効果

百会穴は頭の頂点にあり、頭部の筋肉の緊張にも関係しているため、頭痛や不眠などに効果があります。

他にも目の疲れを取ったり、集中力を高める、ストレスなどで舞い上がってしまった気を一度沈めて、落ち着かせてくれる効果もあります。

非常に使い勝手がよく、多くの鍼灸師やマッサージ師の方も多用している経穴になります。

また、他の経穴とも組み合わせて使うことで百会穴自身の効果を高めたり、また他の経穴の効果を高めることもできます。

さらに、中風七穴と呼ばれる特定症状に治療効果の高い組み合わせがありますが、それの筆頭にもなるほど非常に信頼性のある経穴です。

中風七穴は運動障害や手足のまひなど、重篤な症状に効果があるとされている組み合わせです。

百会穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

百会穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:大後頭神経、眼神経(三叉神経第1枝)

眼神経にも通じているため、目の疲れが取れたり、充血を緩和させたり、眼疾患にも効果があることがわかります。

また支配神経以外にも筋、腱膜というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・腱膜:帽状腱膜

帽状腱膜とは頭蓋骨を覆う筋膜です。

これは皮下組織と骨膜の間にあり、鍼をしたり頭皮をマッサージすることにより、刺激することができます。

この帽状腱膜を刺激すると、頭痛を押さえることが出来たり、また顔の皮膚を引っ張り上げる効果があるため、たるみなどの防止にもなります。

そのため美容分野でも非常に効果が期待されています。

百会穴の使い方

百会穴は場所が頭部の頂点にあるため非常に押しやすく、自身でのセルフケアにも非常に使いやすい経穴になります。

まずは押し方のポイントが以下の通りになります。

1.頭を包み込むように両手でつかみます。

2.両手の中指が百会穴に来るように調整します。

3.中指をゆっくり押し込み揉むように刺激します。

4.これを20秒行い、5秒ほど間隔をあけて再度繰り返します。3セットしましょう

やりすぎると後に重だるくなってしまったりすることがあるので注意してください。

また他にも刺激する方法として温める方法もあります。

温める場合は以下の手順を参考にしてください。

1.シャワーを使って頭を刺激します

2.水圧を少し強めに、お湯は少し熱く感じるくらいで行います。

3.回すようにシャワーを当て、20秒ほど続けます。

4.これを3セット繰り返してください。

もし湯あたりのような症状が出てしまったときは少し横になって部屋を涼しくして休んでください。

そして次からはセット数を減らすか温度を下げるか、シャワーを当てる時間を20秒から10秒に減らすなどして刺激を減らすようにしてください。

何事もやりすぎは逆効果になりえますので注意して経穴を刺激するようにしてください。

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