築賓穴の場所と効果、支配神経、使い方

築賓穴は足の少陰腎経に属する9番目の経穴です。

足の少陰腎経は足の第5指外側より始まり、太谿穴より別れてかかとの中に入り、下腿内側を上って膝裏の内側に出て大腿内側を上り、長強穴に合流し前に出て盲兪穴まで上って腎に属して膀胱をまといます。

さらに長強穴から直行するものは腎から上って肝臓、横隔膜を貫いて肺に入ってのどを巡って舌に繋がります。

交信穴は所属している経絡の関係上、腎臓の働きを整える効果があります。東洋医学でいう腎の働きは生命活動を司っており、この働きを援助しています。腎が弱まると、頭髪が少なくなったり白髪になったりします。他にも歯がボロボロになったり、肌が黒くすくんでくるなどの症状があります。それらを抑えるのがこの経絡の働きですので、築賓穴にもそういった効果があります。

築賓穴の場所

築賓穴は太谿穴と陰谷穴を結ぶ線を3等分し、太谿穴から3分の1のところです。ヒラメ筋とアキレス腱の間ですのでしっかりと筋肉の場所を確認してから取穴するようにしましょう。

築賓穴の効果

築賓穴は上記にもあるように腎臓の働きを整え、東洋医学の腎の働きも援助します。

そうすることで、老いを原因とする症状の緩和をすることができます。しかし老いは必ず訪れますので完全に防止することはできません。

また築賓穴は刺激する事でふくらはぎの痛みや下肢のむくみを緩和させる効果もあります。

築賓穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

築賓穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→脛骨神経 皮枝→伏在神経

脛骨神経は主に下肢の後面にある筋肉を支配しており、大腿二頭筋から膝後面、下腿後面、

足底の筋肉まであります。

下肢の後面は歩行や走行で働く筋肉があり、日常生活を過ごすうえでも非常に大切な筋肉です。

日常生活で使うからこそ、障害される場合も多い場所です。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:ヒラメ筋、アキレス腱

これらの筋肉は歩行時や立位時に非常に重要な筋肉です。この筋肉が損傷を受けると痛みや立てないなどの症状が現れます。

築賓穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.膝を曲げて築賓穴に親指を当てて、ゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に築賓穴を包むように下腿にホットタオルを巻きつけます。

3.30~40秒ほど築賓穴をホットタオルの上から押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に築賓穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、下腿のほうにも流れるような感覚があれば効果的にできている証拠です。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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