お腹のツボ

耳門穴の場所と効果、支配神経、使い方

耳門穴は手の少陽三焦経に属している21番目の経穴になります。

手の少陽三焦経とは手の薬指の端(関衝穴)から始まって、手背から前腕背側に出てそこの中央を通って肘を貫き、肘後(天井穴)にでて、上腕後外側を巡って肩に上っていきます。

肩井穴で足の少陽胆経と交わり、鎖骨上窩(缺盆穴)に入って、そこから下がって壇中穴で左右が交わったのちに散布して心包をまとい、横隔膜を下がって三焦に属します。

さらにその支なるものは壇中穴から鎖骨上窩に出て、項を上って耳の後ろに出て、一つは耳の上から額角に出て内眥に出て頬に行き、別の支なるものは翳風穴から耳中に入り、耳の前に出て頬を通って外眼角のあたりに終わり、足の少陽胆経に繋がります。

耳門穴は耳の前上方にある経穴ですが、そこを刺激することで脳への血液循環を改善してくれる働きがあります。

そのため、めまいや耳鳴りに対して効果的な経穴となります。

聴会穴や聴宮穴と一緒に用いることも多いです。

耳門穴の場所

耳門穴は耳珠の前上方で頬骨弓の後端に取ります

また、聴宮穴の直上になりますので、それを参考にするのもよいでしょう。

耳の前には、耳門穴、聴宮穴、聴会穴が上から順に並んでいるので、耳門穴はその他の経穴を取穴する際の指標となります。

耳門穴の効果

耳門穴は上記にもあるように、めまいや耳鳴りに対して効果の高い経穴になります。

さらに難聴などの難度の高い疾患に対しても効果を発揮してくれます。

また、下顎の上方にある筋肉を刺激する事ができるので、顔のむくみがあったり、頬が垂れてきていると感じるときは底を刺激する事で改善されます。

美容の分野でも比較的使われやすい経穴です。

耳門穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

耳門穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:皮枝→下顎神経(三叉神経第3枝)

下顎神経は虫歯になってしまったときにも刺激されて痛みの出るところになるため、虫歯の方も使うと痛みが緩和されます。

聴会穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

耳門穴は耳の前上方にある経穴になりますので、両手の中指と人差し指を使って刺激します。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.上記の場所を参考にして耳門穴に中指が、そのすぐわきに人差し指が当たるようにしましょう。

2.中指と人差し指をゆっくり円を描くように押し込み10~15秒ほど押し続けます。

3.これを3セットほど繰り返し行ってください。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを両方の耳を覆えるようにかぶせます。

3.ホットタオルの上から耳門穴を30~40秒ほど続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に耳門穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、頭全体がリラックスするような感覚があれば効果的にできている証拠になります。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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