聴会穴の場所と効果、支配神経、使い方

聴会穴は足の少陽胆経に属している2番目の経穴になります。

足の少陽胆経とは足を流れる陽経の経絡で、外眼角と呼ばれる目の外側から始まり、上って側頭部を通りそのまま耳の後ろを通過して首を巡ってから肩に至ります。大椎穴で左右が交わって肩を巡りその後缺盆穴に入ります。

支脈が耳の後ろから耳の中に入り、耳の前に出て目じりに至ります。

またもう一つの支脈が外眼角から大迎穴を下り、ほほを上って手の少陽三焦経と合流し、下って下顎角へ行って、ついで缺盆穴の本流と合流します。

缺盆穴から胸中と呼ばれる肺の真ん中を所を通り、下って横隔膜を貫いていきます。

またそこから肩を通り側胸部、季肋部を巡って、脇を通り鼠径部の気衝穴に入って股関節あたりに入っていきます。

股関節あたりから大腿と下腿の外側を下って足の第4指の末端に終わります。

聴会穴は耳の前方にある経穴ですが、そこを刺激することで脳への血液循環を改善してくれる働きがあります。

そのため、めまいや耳鳴りに対して効果的な経穴となります。

聴会穴の場所

聴会穴は珠間切痕と呼ばれる耳の前方にある陥凹部の所で、口を開いた時に大きくくぼむ場所が聴会穴となります。

耳の前には、耳門穴、聴宮穴、聴会穴が上から順に並んでいるので、聴会穴はその他の経穴を取穴する際の指標となります。

聴会穴の効果

聴会穴は上記にもあるように、めまいや耳鳴りに対して効果の高い経穴になります。

また聴会穴の場所は丁度顎関節症の痛みの出るポイントになるため、顎関節症に対しても治療で使用する場合が多いです。

また、下顎の上方にある筋肉を刺激する事ができるので、顔のむくみがあったり、頬が垂れてきていると感じるときは底を刺激する事で改善されます。

美容の分野でも比較的使われやすい経穴です。

さらに偏頭痛の時にも側頭筋の収縮を緩めることができるので、効果的に頭痛の改善をすることもできます。

聴会穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

聴会穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:皮枝→下顎神経(三叉神経第3枝)

下顎神経は虫歯になってしまったときにも刺激されて痛みの出るところになるため、虫歯の方も使うと痛みが緩和されます。

聴会穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

聴会穴は耳の前にある経穴になりますので、両手の中指と人差し指を使って刺激します。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.上記の場所を参考にして聴会穴に中指が、そのすぐわきに人差し指が当たるようにしましょう。

2.中指と人差し指をゆっくり円を描くように押し込み10~15秒ほど押し続けます。

3.これを3セットほど繰り返し行ってください。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを両方の耳を覆えるようにかぶせます。

3.ホットタオルの上から聴会穴を30~40秒ほど続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に聴会穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、頭全体がリラックスするような感覚があれば効果的にできている証拠になります。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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