肩外兪穴の場所と効果、支配神経、使い方

肩外兪穴は手の太陽小腸経に属している14番目の経穴になります。

手の太陽小腸経とは手を流れる陽経の経絡で、手の小指の末端から始まり、手の尺側(小指側)を巡り、手関節を通って前腕尺側を上って肘関節に至ります。

その後、上腕後内側より肩の後ろから肩甲骨を巡って大椎穴で左右が交わります。

そこから缺盆穴に入って横隔膜を下って胃のあたりで終わりますが、支脈が缺盆穴から別れ出て首を巡り、頬に上って外眼角と内眼角に至ります。

肩外兪穴の場所

圏外兪穴は第1胸椎棘突起下縁の外側3寸に取ります。3寸はおよそ指4本分になります。

また、わかりやすく取穴する場合は肩甲骨の内側の上角の際に取ることもあります。

押さえてみて奥にズーンとした響きがある方を刺激しましょう。

肩外兪穴の効果

肩外兪穴は主な働きとして肩コリを解消させる経穴になります。

また肩コリだけでなく、首コリや頭痛、めまいなどにも効果があり、背中の張り感が気になるときにも使用することが多いです。

また肩井穴や天宗穴と同時に刺激することで、肩コリに対する効果をより高めることができます。

また、脊髄から胸神経が出ていく部分に位置している経穴でもありますので、胸部の痛みや胸のつまり感などにも効果があり、活躍の場が多岐にある経穴です。

肩井穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

肩井穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→副神経、頸神経叢の枝、肩甲背神経

皮枝→胸神経後枝

副神経は首を動かしている筋肉を支配しており、肩外兪穴がある筋肉だけではなく、首の前方にある胸鎖乳突筋などの働きも支配しています。

なので首まわりに痛みを感じる場合でも肩外兪穴を刺激することで痛みが緩和する効果もあります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:僧帽筋、肩甲挙筋

この肩甲挙筋を刺激できるのは非常に効果的になります。

肩こりのきつい方はたいがいこの肩甲挙筋が固く、硬結が生まれてしまうところになるので、しっかり刺激してあげることで肩こりの緩和に大きく貢献することができます。

正しく刺激するためにしっかりと筋肉の場所を確認するようにしましょう。

肩外兪穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら押し手と反対側の肩外兪穴を押すようにします。

この時に肩甲挙筋をしっかりと意識して押すことが効果を高めるポイントになります。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.まず肩外兪穴に中指を中心とする3指をあてます。

2.3指をゆっくり回すように押し込み10~15秒ほど押し続けます。

3.左右とも3セットほど繰り返し行ってください。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

お風呂に肩までつかるだけでも効果はありますが、ピンポイントでやる方法もあります。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを首の下部に巻くように乗せ、、上から少し押さえます。

3.30~40秒ほど続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に肩外兪穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、首全体に暖かくなるような感覚があれば効果的にできている証拠になります。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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