お腹のツボ

血海穴の場所と効果、支配神経、使い方

血海穴は足の太陰脾経に属する10番目の経穴になります。

足の太陰脾経は足の第1指内側から始まり、足部の内側を内果に向かって巡り、脛骨後縁に沿って膝の内側まで上っていきます。

そのまま大腿骨内側を通って鼠径部の衝門穴から腹に入り、府舎穴から中極穴、関元穴で任脈と合流します。

さらに本経の腹結穴、大横穴、腹哀穴を通ってお腹の中に入り、中脘穴、下脘穴を通っていきます。

血海穴はその名の通り、血の海といわれ、血を生む経穴として貧血などの症状に対して使われることが多い経穴になります。

血海穴の場所

血海穴は大腿内側部にあって、膝蓋骨の内上角から上に2寸になります。

血海穴を正しく押すためのポイントとして、膝蓋骨の位置をしっかり把握することが大切になります。

膝蓋骨の上端がどこにあるのか確認したうえで取穴するようにしましょう。

血海穴の効果

血海穴は先ほど記載したように地に纏わる症状や疾患に対して効果的になります。

また女性疾患にも効果的で、月経不順や月経痛、閉経などに効果があります。

他にも股関節内側の痛みや皮膚の湿疹、全身の搔痒感、皮膚の炎症など表皮の部分に対する症状にも使用されることの多い経穴になります。

血海穴は主に東洋医学の考えを用いた治療に使われることが多く、鍼灸治療を行う上でも非常に使用頻度は高くなります。

血海穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

血海穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→大腿神経 皮枝→大腿神経前枝

大腿神経は腸腰筋や恥骨筋などの姿勢に関わる筋肉から、縫工筋、大腿四頭筋、膝関節筋などの太腿の筋肉を支配しています。

歩行に大切な筋肉になりますので、神経に異常をきたすと歩行困難になってしまう可能性があります

また大腿神経は大腿前面の皮膚の知覚神経も兼ね備えています。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:内側広筋

内側広筋はあまり知られている筋肉ではありませんが、この筋肉があることで、下肢のバランスを取ったり、骨盤の状態を保っている筋肉になります。

骨盤の歪みや足の長さのずれなどがある場合に血海穴を使い、内側広筋を緩めることで症状の改善を見込めます。

血海穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.血海穴に親指を当てて、ゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方になります。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを血海穴に当たるように膝の上部に巻き付けます。

3.30~40秒ほど血海穴を続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

温めることでも高い効果を得ることができますので、押すのと合わせて行うようにしましょう。

ただし、経穴を刺激するときにやりすぎには注意してください。

刺激が強いと後からだるさが出たり、痛みにつながる可能性もあります。

関連記事

  1. 中脘穴の場所と効果、支配神経、使い方

  2. 様々なツボ押し棒の特徴

  3. 太谿穴の場所と効果、支配神経、使い方

  4. ツボ押しが迅速に効果が出る理由

  5. お腹のツボ

    人気があるツボ押しグッズを紹介します

  6. 上巨虚穴の場所と効果、支配神経、使い方

  7. 下巨虚穴の場所と効果、支配神経、使い方

  8. 肩外兪穴の場所と効果、支配神経、使い方