衝陽穴の場所と効果、支配神経、使い方

衝陽穴は足の陽明胃経に属する42番目の経穴です。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

衝陽穴は足の陽明胃経の原穴というものに分類されており、胃腸の急性症状、慢性症状ともに効果的なツボです。また疲れを感じるときにも使用され、他の胃経の経穴と用いることで効果を高めることができます。

衝陽穴の場所

衝陽穴は第2中足骨底と中間楔状骨の間で、足背動脈の拍動部に取ります。取穴するときは実際に触ってみて拍動を感じるようにしましょう。

衝陽穴の効果

衝陽穴は上記にもあるように原穴に分類されているため急性症状、慢性症状ともに効果的です。ただし、衝陽穴は他の経穴と一緒に用いることが多く胃経に存在しているほかの経穴の補助をする役割もあるため、単体で用いることは少ないです。

衝陽穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

衝陽穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→深腓骨神経 皮枝→浅腓骨神経

深腓骨神経に関連しているため、深腓骨神経麻痺などで下腿外側から足背あたりにかけたての感覚が鈍くなってしまったり、下垂足という状態になってしまったりしますが、そういった症状に対しても解渓穴は効果を発揮します。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:長趾伸筋、短母指伸筋

これらの筋肉は足の指の動きを支配している筋肉です。歩行時やその場で踏ん張るときなどに使われ、バランスを取ったりします。これらの筋肉がしっかり働くからこそ人間は四足歩行ができるのです。

衝陽穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

上記の場所を参考にしながら座って行うようにしましょう。

押し方の手順は以下の通りです。

1.上記を参考にしながら衝陽穴を探し、人差し指でゆっくり20秒くらいかけて押し込みます。

2.この時に細かく円を描くように押し込むようにしましょう。

3.気持ち良いくらいの圧で押し、ゆっくり離すというのを繰り返します。

4.左右とも3セットほど行いましょう。

以上が押し方です。

次に温めることで経穴を刺激する方法を紹介します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを衝陽穴に当たるように足背の上から巻いていきます。

3.30~40秒ほど上記の押し方で衝陽穴を続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

温めることでも高い効果を得ることができますので、押すのと合わせて行うようにしましょう。

ただし、経穴を刺激するときにやりすぎには注意してください。

刺激が強いと後からだるさが出たり、痛みにつながる可能性もあります。

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