頭維穴の場所と効果、支配神経、使い方

頭維穴は足の陽明胃経に属している8番目の経穴になります。

足の陽明胃経とは鼻の根元から始まって鼻の外を巡り、上歯の中に入って、巡り出て唇を巡って承漿穴で左右が交わります。

そこから下顎の下縁を通って大迎穴から頬車穴を巡って耳の前に上って客主人穴を通って側頭髪際を巡って額に至ります。

大迎穴から別れた支脈が人迎穴に入ってのどを巡り缺盆穴に入り、そこから胸を下って胃に至ります。

さらに缺盆穴から乳中穴を通りさらに下がってへそを通って気衝穴に入ります。気衝穴から大腿前外側を通って膝関節を巡って下腿前外側を下って足の第2指外端に終わります。

頭維穴はあまり有名な経穴ではありませんが、頭部の髪際の際にある経穴です。

効果も多く、刺激した後にスッキリ感があるため、使用される方も意外とおられます。

頭維穴の場所

頭維穴は額角髪際にあり、顔の中心線にある神庭穴から外方4寸五分に取ります。

基本的に髪際の際にある経穴ですが、取りにくい場合は1寸が親指の横幅になるためそれを参考にして取穴しましょう。

頭維穴の効果

頭維穴は頭痛や頭重感といった頭の痛みに対して効果のある経穴になります。

また肩こりや目の疲れも解消でき、さらにストレスなどの精神的な部分にまで効果があり、セルフケアで使う方もおられます。

また前頭筋中に存在しているため、刺激する事で、おでこのしわを予防する効果もあります。

頭維穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

頭維穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝 顔面神経

皮枝 眼神経(三叉神経第1枝)、上顎神経(三叉神経第2枝)

顔面神経は表情筋を支配している神経になりますので、年齢とともに肌がたるんだりするのが気になる方は頭維穴を刺激して顔面神経へアプローチするのも効果的です。

額のしわをなくす効果もあるため、美容分野でも活躍が期待されています。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:前頭筋

頭維穴は刺激することでこの筋・靭帯を回復させる働きがあります。

前頭筋頭痛にも直接かかわってくる筋肉になりますので、他の頭痛を軽減させる経穴とともに用いていきます。

頭維穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

頭維穴は前頭部にある経穴なので、両手を使ってしっかり刺激していきましょう。

両手の人差し指か中指使います。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.頭維穴に指を当てたら細かく円を描くように押し込んでいきます。

2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次に仰向けになり、ホットタオルを顔の上にかぶせます。

3.この状態でホットタオルの上から頭維穴を上記の押し方で押していきます。

やっている最中に頭維穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があればOKです。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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