顴髎穴の場所と効果、支配神経、使い方

顴髎穴は手の太陽小腸経に属している18番目の経穴です。

手の太陽小腸経とは手を流れる陽経の経絡で、手の小指の末端から始まり、手の尺側(小指側)を巡り、手関節を通って前腕尺側を上って肘関節に至ります。

その後、上腕後内側より肩の後ろから肩甲骨を巡って大椎穴で左右が交わります。

そこから缺盆穴に入って横隔膜を下って胃のあたりで終わりますが、支脈が缺盆穴から別れ出て首を巡り、頬に上って外眼角と内眼角に至ります。

顴髎穴は顔面部にある経穴で目のかすみや眼精疲労に対して効果的な経穴です。特に疲れた時に顔の表情筋がたるんでしまっているときに効果を発揮し顔を引き締めることができます。そのため美容分野でも活躍している経穴で、多くのマッサージ師や鍼灸師が使用する経穴です。

顴髎穴の場所

顴髎穴は顔面部で外眼角の直下にあり、頬骨下方の陥凹部にあります。外眼角を通る垂直線と頬骨下縁との交点が顴髎穴の位置で、足の陽明胃経の下関穴の前方にあたります。

顴髎穴の効果

顴髎穴は主な働きとして目のかすみや眼精疲労に対して効果的ですが、上記にもあるように疲れた時にも顔の筋肉を引き締める効果があります。さらに全身疲労を取ることもでき、かなり幅広い効果を持っています。

顴髎穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

顴髎穴の支配神経は以下の通りです。

支配神経:筋枝→顔面神経(頬骨枝)

皮枝→上顎神経(三叉神経第2枝)

顔面神経は顔の表情筋を支配している神経ですので、顴髎穴が顔を引き締める効果があるのはこの顔面神経をアプローチできるからというのもあります。だからこそ美容分野で活躍の幅が広がっているのです。

さらにこの神経が刺激されると顔面にある毛細血管が広がり血液循環が良くなるため肌につやが出て美しくなります。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものですのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:小頬骨筋、大頬骨筋

これらの筋肉はその名の通り、頬にある筋肉です。この筋肉を刺激する事で、頬が垂れ下がってくるのを予防したり、肌の張り感を得ることができます。

顴髎穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

押し方の手順は以下の通りです。

1.まず顴髎穴に人差し指と中指を揃えて当てます。

2.そのままゆっくり回すように押し込み10~15秒ほど押し続けます。

3.左右とも3セットほど繰り返し行ってください。

以上が押し方です。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを顴髎穴にあたるように顔全体に広げて置きます

3.30~40秒ほど続けて押し、一度離してまた繰り返すというのを3セット行います。

やっている最中に顴髎穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、顔全体が暖かくなるような感覚があれば効果的にできている証拠です。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

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