風池穴の場所と効果、支配神経、使い方

風池穴は足の少陽胆経に属している20番目の経穴になります。

足の少陽胆経とは足を流れる陽経の経絡で、外眼角と呼ばれる目の外側から始まり、上って側頭部を通りそのまま耳の後ろを通過して首を巡ってから肩に至ります。大椎穴で左右が交わって肩を巡りその後缺盆穴に入ります。

支脈が耳の後ろから耳の中に入り、耳の前に出て目じりに至ります。

またもう一つの支脈が外眼角から大迎穴を下り、ほほを上って手の少陽三焦経と合流し、下って下顎角へ行って、ついで缺盆穴の本流と合流します。

缺盆穴から胸中と呼ばれる肺の真ん中を所を通り、下って横隔膜を貫いていきます。

またそこから肩を通り側胸部、季肋部を巡って、脇を通り鼠径部の気衝穴に入って股関節あたりに入っていきます。

股関節あたりから大腿と下腿の外側を下って足の第4指の末端に終わります。

風池穴はそれそのものにも効果はありますが、他の経穴と一緒に用いることの多い経穴です。

風池穴の場所

風池穴は後頭部にあり、左右の胸鎖乳突筋と僧帽筋上部の間にあります。

天柱穴の少し外側に位置しており、押した時に奥に響いてくるような感覚がある場所が風池穴になります。

風池穴の効果

風池穴は先にも記載しましたが、他の経穴とも併用することが多いですが、それそのものの効果として目の疲れを取ったり、頭痛、めまいなどにも効果の高いものになります。

またデスクワークが多い方などは首コリ、肩コリになる方が多々おられますが、そういった方にも非常に効果的な経穴になります。

風池穴の支配神経

支配神経とはその経穴を刺激した時にどの神経が知覚し、反応しているのかというものです。

風池穴の支配神経は以下の通りになります。

支配神経:筋枝→副神経、頸神経叢の枝、頸神経および胸神経の後枝

皮枝→頸神経叢後枝

副神経は首を動かしている筋肉を支配しており、風池穴がある筋肉だけではなく、首の前方にある胸鎖乳突筋などの働きも支配しています。

なのでこの辺りに痛みを感じる場合でも風池穴を刺激することで痛みが緩和する効果もあします。

また支配神経以外にも筋、靭帯というものもあり、そちらも治療効果に関係しているものとなりますのでチェックしておきましょう。

筋・靭帯:胸鎖乳突筋・僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋

風池穴は刺激することでこの神経や筋・靭帯を回復させる働きがあります。

主に首を左右に向けるときに使われる筋肉であったり、上を向く、首を傾ける、肩をすくめる動作を支配している筋肉になります。

風池穴の使い方

まずは押し方の説明をします。

風池穴は後頭部にある経穴なので、両手で頭全体を握るようにして持ちます。

両手の母指がこの風池穴に当たるように手を置きましょう。この状態で経穴を押していきます。

押し方の手順は以下の通りになります。

1.母指以外はやさしく頭を支え、母指でゆっくりと円を描くように押します。

2.10秒ほど時間をかけながらゆっくりと行ってください。

3.これを3セットほど繰り返します。

以上が押し方になります。

次に温めて刺激する方法をご説明します。

1.まずタオルを40~45度くらいの熱めのお湯につけ、しっかり絞ったホットタオルを用意します。

2.次にホットタオルを後頭部から耳の上を通るように巻き付け、仰向きになります。

3.この時に床が濡れる恐れがあるため、何か床に敷いて行いましょう。

4.ホットタオルが覚めるまで仰向けで寝てください。

やっている最中に風池穴の奥のほうからじわじわと血液が流れるような感覚があり、眠気が来れば効果的にできている証拠になります。

押すときも温めるときもやりすぎてしまうとだるくなってしまうことがあるので注意して行うようにしてください。

関連記事

  1. 頬車穴の場所と効果、支配神経、使い方

  2. 遍歴穴の場所と効果、支配神経、使い方

  3. 膝の痛みを感じた時はツボ刺激

  4. 疲労回復を緩和できるツボを刺激!

  5. 集中力を高めるツボ

    迎香穴の場所と効果、支配神経、使い方

  6. 関節の痛みを緩和できるツボがある!

  7. 大椎穴の場所と効果、支配神経、使い方

  8. 商曲穴の場所と効果、支配神経、使い方