めまい、立ちくらみに気軽に押せるこの3穴

めまいや立ちくらみには様々な原因があります。一般的には自律神経の乱れや三半規管に起因する耳の異常の他に、脳への血流不足や酸欠によるフラつきなどが多いです。このような原因に属さないタイプの、めまいや立ちくらみは注意が必要なので早めの受診をおすすめします。

脳や耳への気血の流れを調整する中渚(ちゅうしょ)穴、外関(がいかん)穴、完骨(かんこつ)穴をツボ押し

めまいの原因のひとつに、東洋医学では耳への気血の流れが滞ることで発症するとされています。その耳への気血の流れを調整する代表的なツボが中渚と外関です。どちらのツボも手にありますので簡単に刺激できます。

中渚穴

第四と第五の中手指節関節の後ろの凹みの間にあるツボです。反対の手の親指で第四と第五指の、骨と骨の間を手首に向かって擦り上げると肘の内側に響きを感じるポイントがあります。耳の病気にもよく鍼灸師が使う即効性の高いツボです。

中渚穴の刺激方法

①反対の手の親指で中渚穴を最初は軽く押さえます

②刺激の方向は手のひらに向けてではなく、斜め45度で手首の方向です

③肘の内側に響く痛みが軽くなるまで少し力を入れて押さえます

 

外関穴

手首背面のシワから上方へ指の横幅2本分の橈骨と尺骨の骨陥にあります。手首の背面のシワから橈骨と尺骨の間を肘に向けて擦り上げると凹んだところです。外関穴は自律神経の調整に有効なツボです。

 

外関穴の刺激方法

①反対の手で外関ツボに人差し指をあて親指で挟むように持ちます

②指が浸かれないていどの強さで挟み、その状態で手首を底屈と背屈に動かします

③動かすたびに響く感じがありますが、それが軽減するまで続けます

 

完骨穴

乳様突起と呼ばれる骨を耳の生え際に沿って擦り上げて指が止まる凹みが完骨穴です。完骨穴の奥には脳への太い血管が通っているので、押さえることで脳への血流を高めることができます。

 

完骨穴の刺激方法

①まず人差し指で完骨穴を押さえ、のの字に優しくマッサージします

②少し柔らかくなりましたら指圧の方向を頭のてっぺんに向けて持続圧を加えます

③頭が軽くなる感じや血が流れる感じがあればそれで大丈夫です

 

ツボ押しと合わせてホットタオルで後頚部の循環を高める

後頚部には天柱穴や風池穴、健脳穴や百労穴など、めまいや立ちくらみに効果のあるツボがところ狭しと並んでいます。それらひとつ一つを刺激するのも良いですが、それでは手や指も疲れてしまいます。そのような場合はホットタオルを準備して、後頚部に当ててツボ全体を温めてあげましょう。美容室のシャンプー台が首にあたるその辺にあてることで、天柱、風池、健脳、百労などほとんどのツボに温熱刺激が伝わります。

めまい、たちくらみに使うツボ押しのまとめ

ご紹介した中渚穴、外関穴、完骨穴の3つのツボは鍼灸師もよく臨床で使う効果の高いツボです。効果が高いツボを自分で刺激する時の注意点は刺激量です。これらのツボはめまい、立ちくらみの症状が出ている時に押すと気持ち良いですが、逆に押さえ過ぎると脳への血流が過度になり気持ち悪くなることや、めまいが悪化することもまれにあります。ツボの刺激方法のところで記述している感覚をイメージして、刺激量が過ぎて体に負担になってしまわないように気をつけて下さい。

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